5 /5 山口裕一: およそ参観日の2週間前に宮内庁の予約サイトから参観を予約。祝日でありながら、比較的申込が少なかったのか、スムーズに予約が取れました。
当日は、叡山電車の修学院駅から徒歩およそ20分で離宮入口へ到着。参観開始の30分前から案内が始まり、表総門前で待機します。開門後は参観者休所まで誘導され、門と休所入口の2か所で参観許可通知を提示。本人確認書類(運転免許証など)は休所入室時に一度だけ提示します。休所内にはロッカーや売店があり、参観前に身支度や買い物ができます。
開始までは休所内で自由に過ごし、映像を見たり、椅子でひと息ついたりと、それぞれ思い思いに待ちます。
時間になると宮内庁職員の案内で参観がスタート。園内を約3km、約80分かけて歩くとの説明がありました。
順路は、下離宮 → 中離宮 → 上離宮 の順で進みます。
要所では職員の方が詳しく解説してくださり、とても理解が深まります。
途中、宮内庁の職員の方から、「紅葉のきれいな秋以外は、当日受付の整理券が比較的取りやすい」との案内もありました。実際、ネットを調べてみると、修学院離宮では13:30・15:00の回に限り、当日枠が設けられており、先着順で整理券が配布されているそうです。ただし紅葉シーズンは特に混雑し、早い時間に整理券が終了してしまう日もあるとのことです。
また、職員の方にこの地が選ばれた理由を尋ねると、御所から片道約2時間半で訪れることができ、日帰り利用を想定した場所だったのではないかとのこと。この離宮には寝所や浴室が造られておらず、宿泊を前提としていないという点にも納得しました。
離宮と聞くと長期滞在型の別荘のようなイメージを持っていたため、これほどの広大な庭園が「日帰りの行幸」のために造営されたという事実には驚かされます。歴史の背景を知ることで、視野が一段と広がる体験となりました。
さらに、松並木の松がとても美しく、枝ぶりや幹の風格から、長年丁寧に手入れされてきたことが伝わります。古い松では樹齢100年を超えるものもあるとのお話でした。
静寂と雄大さをあわせ持つ修学院離宮。丁寧な案内とともに巡る時間はとても豊かで、京都の歴史を肌で感じられた素晴らしい参観となりました。