4 /5 シムノンポール: 昨年夏に偶然訪問したのですが、その時はお堂には入れず、それ以来気になっていたお寺です。今回、伽藍の特別拝観に行って来ました。
ご住職による約30分の法話のあと、ご本尊と庭園を拝観しました。ご住職のお話は縁についてから始まり、法然上人、浄土宗をはじめ各宗派のことなど、とても面白かったです。
質疑応答ありなので、四十九日の話と閻魔王の事を尋ねました。浄土宗も浄土真宗も亡くなるとすぐに往生するため、本来は四十九日という考え方はないそうです。また閻魔王については亡くなってから5週目に前世の裁きを受け、来世で生まれる世界(六道のいずれか)が決められますが、浄土教では阿弥陀様にお祈りする、南無阿弥陀仏と唱えるだけで極楽浄土へ行けるので、裁きは受けないそうです。なるほど理屈がわかりました。
ご本尊の阿弥陀如来坐像は約1.5mで平安後期から鎌倉時代にかけての作だそうです。ご本尊の前には白い花(菊)が置かれていましたが、これは散華で25個あり二十五菩薩を表しているそうです。また、使用する花は季節により変わるそうです。
ご本尊の向かって右には十一面観音立像、左には勢至菩薩坐像がいらっしゃいました。いずれも40cmぐらい。勢至菩薩の更に左には、江戸時代に荒廃していた法然院を復興した、知恩院の第三十八世 萬無和尚の坐像がありました。ちなみにお寺の正式名称は、善気山 法然院 萬無教寺(ぜんきさん ほうねんいん ばんぶきょうじ)というそうです。
本堂の天井は蛇腹天井という物でこれは禅宗様式らしいのですが、萬無和尚が当時の流行を取り入れたそうです。
ちょうど紅葉のシーズンでしたので、外人含めまあまあのにぎわいでした。
境内でスケッチする外人がちょっと邪魔でした。