洞川の桜 - kanagawa
境川枸杞弘 2023.4.1. 富士ゼロックス南足柄工場裏の洞川沿いに毎年咲く、見事な桜の今春の様子を捉えた。
…とても素敵で、とても儚い美姿。
かの芥川龍之介は作品「舞踏会」のなかで"ヴィのような花火"という名言を登場人に云わせているが、この桜の花にもわたしたちは等しく花火と同じ儚さゆえの美しさを感じる。それはわたしたち個々の"ヴィ“の如き儚さである。
一方で梶井基次郎は、こんなに心地よい春の日にふと" 桜の樹の下には屍体が埋まっている ”というmotifを備えた不思議な話を思いついた。
儚さ美しさに対する感じ方はいつの時代も人それぞれなのだろう。



